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3つの放送局

作品その他
04 /11 2012
これまで、トーマスの最新短編作品のレギュラー放送をしていた(いる)放送局は全部で3つ。フジテレビとテレビ東京とNHK(Eテレ)です。
これら3つの放送局の違いは何か。また、それぞれの世間的評価はどの様なものなのか。それを考えてみようと思います。


○フジテレビ
・1990~2007年、「ひらけ!ポンキッキ」「Super Kids Zone ポンキッキーズ」「ポンキッキーズ21」「ポンキッキーズ」「ポンキッキ」にて第1~8シーズンを放送。
・放送時間は何度か変更されたが、基本的に土曜日の早朝。
・全国放送だったが、2006年より一部地域で視聴が出来なくなった。
・日本で初めて「きかんしゃトーマス」を放送したテレビ局であり、鉄道用語や固有名詞の翻訳、キャラクターの声や性格のイメージなどあらゆる点で、現在まで続くトーマスシリーズの基礎を作った局であると言える。
・↑の様な理由から、国内の多くのトーマスファンがフジ版トーマスに愛着を持っており、この頃のトーマスを嫌う者は稀である。
・実に多くの著名声優を起用し、非常に豪華な声優陣を作り上げた。しかし、晩年はかえってそれが仇となる。
・幼き日にトーマスを見て育った青年や社会人の中には、現在も↑の声優達が声を担当していると思っている人も少なくない。
・大御所声優も多かったという事もあり、↑の声優陣の中で既に現在4人が死去している。
・第3シーズンの頃にはイギリスのブリット・オールクロフト社を取材し、彼らと共同でトーマスの制作をしたりもした。
・特番放送やミュージカル開催など、積極的にイベントを行っていた。
・第7シーズンからは二ヶ国語放送も実施していた。
・終盤はBSやCSでも再放送などをしていた。
・長編作品は「きかんしゃトーマス 魔法の線路」(全国公開)のみ。
・第6,7シーズン頃になると、新キャラクターの声優はほとんど他のキャラクターから使い回していた。この頃から、声優起用のし過ぎで経済的にまずい状況になっていたと思われる。
・詳しい事情は明かされていないが、ソニー・クリエイティブプロダクツの方針により、2008年を以て放送権をテレビ東京に完全移行した。
・放送移行の直前、2007年12月にフジ系番組「IQサプリ」にてトーマスの(当時未公開だった「きかんしゃトーマス みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう」の)映像が流れたが、この時点でフジテレビが「きかんしゃトーマス」についてどの様に思っていたのかは不明。
・なお、トーマスを放送していたポンキッキシリーズは、現在「beポンキッキーズ」として放送中。
・因みにトーマスを移行した後、トーマス同様に鉄道車両を擬人化したアニメである「チャギントン」の放送をBSフジで始めた事から、「トーマスを売ってチャギントンを手に入れた」などと非難される事もあるが、直接的な因果関係は恐らく無い。

○テレビ東京
・2008~2011年、「のりスタ1・2・3!」「のりスタ100%!」「のりスタピッピー!」にて第9~11、13シーズンを放送。
・因みに「のりスタ!」では、トーマスと同じヒット社制作の「ボブとはたらくブーブーズ」も放送されていた。
・放送時間は一部地域を除いて水曜日の7:30~7:40頃(「のりスタ!」の放送時間は7:30~8:00)。
・東京地域だけでなくテレビ愛知などの他局でも放送されていたが、視聴出来ない地域は少なくなかった。その為、フジ版やEテレ版に比べ知名度が低い。
・フジテレビがトーマスの放送を2007年に終了した後、1年の空白期間を経て2008年4月2日に放送をスタート。
・字幕機能あり。
・フジ時代から声優が一斉変更された為、放送前からファンの批判の声が聞こえた。
・↑しかし客観的に見ると、ほとんどのキャラクターの声優は、フジ版の声優にある程度近い声質の声優を選んでいた。
・キャスティングにおいて、以前テレ東が放送していたトーマスの姉妹番組「がんばれタッグス」の影響を若干受けていると思われる。
・双子のキャラクターの場合は基本的に1人の声優に2役をさせていた。
・鉄道用語や固有名詞の訳し方が一部フジ版と違い(貨車→荷台など)、それらがファンの違和感につながった。が、それら多くの用語は、後のエピソードなどで正しい(フジ版の)言葉に直された。
・汽笛と警笛、小麦粉と花など、簡単な言葉でも一部翻訳に誤りがあった。
・↑だが、DVD収録時に脚本を変更して再収録するなど、ファンの意見などにも多少は応えていた。
・声優変更や翻訳ミスだけでなく、当時たまたまヒット社が行っていた設定変更やCG化まで全てテレ東のせいにするファンも少なくなかった。
・テレ東でトーマスが放送された事により、フジ版だけを愛するファン(いわゆる「懐古厨」)が多く生まれた。
・季節に合ったエピソードを放送する為、第9シーズンと第10シーズンを混ぜて放送するなどの措置を執っていた。
・第12シーズンはテレビ放送されなかったが、その内の2話はトーマスランド内で公開されている。なお、他の18話及びスピンオフ作品13話は未だに邦版が公開されていない。
・フジ版と同様、ミュージカルを1度開催した。ただし、フジ版よりも広い範囲で開催された。
・長編でバッシュとダッシュの声優にお笑いコンビのオードリーを起用するなど、流行の波にトーマスを乗せる事を狙ってもいた様である。
・長編は「きかんしゃトーマス みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう」(東京の一部でのみ公開)、「トーマスをすくえ!!ミステリーマウンテン」、「きかんしゃトーマス 伝説の英雄」、「きかんしゃトーマス ミスティアイランド レスキュー大作戦!!」(全国公開)の4作。
・2011年で放送を終了し、翌年初頭にEテレへの移行が発表された。
・なお、トーマスを放送していたのりスタシリーズは、現在「のりスタMax」として放送中。

○NHK
・2012年~、Eテレの「きかんしゃトーマス」にて第14~16シーズンを放送(予定)。
・放送時間は日曜日の7:00~7:20。
・2012年4月8日より放送スタート。
・字幕機能あり。
・フジやテレ東と違い、常に全国放送なのでテレビさえあれば視聴が出来る。
・レギュラー放送が決定する前から、トーマスの長編を頻繁に放送していた。
・放送決定後は、独自公式サイト制作、番宣、特番放送など様々な方法で放送をアピールしていた。
・フジ版やテレ東版では行われなかった、1日2話ずつの放送を実施している。
・第14~16シーズンをランダムで放送する為、未登場の新キャラが登場前に何度も画面に映るという事が起きた。
・テレ東版の視聴者の事を考え、テレ東版の声優をそのまま起用しているが、テレ東版を視聴出来ない人も少なくなかった為、逆にEテレ版を見て初めて声優変更やCG化を知った人も少なくない。
・Eテレ版の放送中に長編「きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲」が全国公開予定だが、この作品にEテレ版のスタッフらがどの程度関わっているのかは不明。
・前述の2局(特にテレ東)に出来るだけ近い翻訳の仕方などをしている為か、視聴者の評価は悪くない。また、Eテレ版から新しく視聴を始めた人も多いと考えられる。


いかがだったでしょうか。
それぞれの放送局に様々な長所や短所があり、色んな解釈が出来ますね。一概に「フジは最高、テレ東はダメ」とは言えない訳です。
さて、いよいよEテレ版の放送が始まりましたが、皆さんはどの様に評価していますか?こんな風に各放送局の良い所や悪い所を比較出来るのも、トーマスの醍醐味の1つかもしれませんね。
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コメント

非公開コメント

はじめまして。当アカウントへのフォローありがとうございました。
トーマスはつい最近興味を持ち、Eテレ版から見出したのですが、とても興味深い歴史ですね。フジテレビ版に問題があった事は初めて知りました。(フジテレビ版を大好きになるのにはもう少し時間がかかりそうです)
懐古厨はトランスフォーマーといった長期シリーズ作品にもいたので、抱える悩みも共通するのだなと思いました。



では

>りおこさん
訪問&コメントありがとうございます。
そうですね。僕も、トーマスに関する歴史はとても面白いと思います。
確かに、長く続いている番組は自然と懐古厨なども生まれてしまいますよね。個人的には、昔のトーマスにも今のトーマスにもそれぞれ良さがあって良いと思っていますが。

Konkon

どうも管理人です。
きかんしゃトーマスが好きなだけの一般人。よろしくお願いします。